震災関連記事
読売新聞2012年3月3日朝刊社会面、
大震災1年という特集。

当時小学一年生の佐々木惣太郎君が
先生だったお父さんへ書いた作文です。

MIXIならばこちらです。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=70303011&comm_id=4198707
こちらなら新聞記事の画像も載っています。
ご紹介致します。
(2012年3月に息子の小学校の先生が配布してくれたプリントで初めて知りました。)

【おとうさん、ぼくなかなかったよ】

おとうさんへ

          ささきそうたろう

おとうさん、ぼくはげんきだよ。

あのとき、すごくおおきなじしんとつなみでこわかったよ。

おうちがながされてかなしかったよ。

おきにいりのおもちゃもあたらしいランドセルも、

おとうさんにつくってもらったプラモデルも、

ぜんぶなくなってしまったよ。

なきたいことがいっぱいあったけど、

ぼく、がまんしてなかなかったよ。

えらいでしょ。ほめてくれるよね、おとうさん。

おとうさん、ぼく、いちねんせいになったよ。

おともだちもできたよ。

なつやすみのしゅくだいも おてつだいも、ちゃんとしてるよ。

あさがおもきれいにさいたし、かぶとむしもげんきだよ。

おとうさんのために、おはかもきれいにおそうじしたよ。

よろこんでくれるよね、おとうさん。

おとうさん、ぼく、おとうさんがいないのはすごくさびしいけど、

がんばってるよ。

おとうさんがよろこんでくれるように、がんばってるんだよ。

だからおとうさん、いつもぼくのそばにいてね。

ゆめのなかでほめてね。

ぼく、いつでもまってるね。

津波で亡くなった宮城県石巻市立大川小教諭
佐々木孝さんの長男惣太郎君(7)が、
母かおりさんと一緒に頑張って書いた作文です。

以下、紙面の記事からです。

惣太郎君には、靴下をリビングに脱ぎ捨てる癖がある。

孝さんも同じだった。

床の靴下を見ては、

「こんな人いたよねー」

「あーっ、お父さんだ」

 と笑い会う。

震災前、孝さんからランドセルをもらった。

上手に背負えるよう、何度も孝さんと練習した。

津波でランドセルは流された。

新しく買ってもらったランドセルを、
今は一人で背負える。

父と祖父を亡くし、
3月11日、合同慰霊祭後は、
祖母と母と姉、家族4人で墓参りへ。

惣太郎君は作文を手に

「おばあちゃんも、お母さんも綾ちゃんも、僕が守る!」 と誓うという。
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最後まで読んでくれてありがとうございます。

コメント

883R(ピカリボン)
2014年3月11日8:18

3年前にピカリボンカップを始めた気持ちを忘れず、自分の出来る小さいことから続けて行きたいと思います。
佐々木君の作文紹介ありがとうございました。

Sパパk
2014年3月11日12:23

>883R(ピカリボン)さん
コメントありがとうございました。
親子でポケカを楽しめる現状を当たり前とは思わず,少しでも子供たちの笑顔が増えるように微力ながら頑張っていけたらと思っています。
今後もよろしくお願いします。

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